ディズニー データベース 別館

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各ナンバリング作品の共通点で楽しむ『トイ・ストーリー』

突然ですが、『トイ・ストーリー』4部作で最もトイ・ストーリーらしい作品ってどれだと思いますか?

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あけましておめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願いします。

新年一発目は『トイ・ストーリー』シリーズのナンバリング作品の『共通点』に着目してデータベースらしく要素の整理をしていきたいと思います。

※この記事には『アラジン』3部作、『トイ・ストーリー』4部作のネタバレを含みます。


個人的に、三部作のイメージは

  • 1と2はプロットやオマージュで関連が強い
  • 2と3はキャラクター系で関連が強い
  • 1と3はプロットや演出で関連が強い

というものがありまして。


映画において2を作る時ってその時点では1にとっての唯一の続編になるわけですから、1との関連(オマージュとか)に結構気を遣って作ると思うんですね。で、3を作る時は2の続きとして作るので、2から登場した新キャラや要素をファミリーとして吸収した上で作っていくと思います。また、3を完結編として作るため、1を意識したストーリーや演出を入れてシリーズをビシッと締めます。

例えば、『アラジン』三部作では

  • 1と2でジャファーとの対決が完結(プロット)
  • 2と3で仲間になったイアーゴが継続(キャラクター)
  • 1の冒頭に登場した商人が3のラストを締める(演出)

ちなみに『カーズ』は1と3がとても仲良しで、2は浮きまくりというパターンです。1と3がマックィーンの人生の物語であるのに対し、2はメーターのハチャメチャスパイアクションコメディとして異彩を放っています。また、2だけに登場するキャラや2だけに登場しないキャラも比率として多いかと思います。

では、『トイ・ストーリー』4部作だとどうなるのか?1と3、2と4は共通点があるのか?4作のうち仲間外れはいないのか?今日は共通点に着目してお届けしたいと思います。前置きが長くなりましたが、今回も1億3,000万人の誰か一人にでも響くことを祈って!

※三部作とはいっても『美女と野獣』や『リトル・マーメイド』など時系列がバラバラのものに関しては上記のイメージは当てはまりません。

目次

1,2の共通点

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キャラクター

アンディは3で大人になるにあたり、おもちゃを大量リストラしています。3の冒頭にはホームビデオによる回想があるのですが、それにも映りこめなかったミスター・スペルとローリー・ポーリー・クラウンが2で脱落しています。2までで一旦抜けると4でカムバックしてくるのはなかなか難しいようです。

3でギリギリ映り込んだキャラクターも台詞がないので、「1、2のみ喋る」と考えれば共通点と捉えられそうです。

自動車事故

1、2ともにバズ達のせいで自動車同士の追突事故が起こります。本来動かないはずのおもちゃ達が責任を問われることはないので、定番のギャグとして成立しているようです。

エッグマン・ムーバーズ

1でアンディ達の使った引越し業者エッグマン・ムーバーズのオレンジ色のトラックは2でバズが道を渡るシーンに一瞬登場します。3以降の常連になることはありませんでしたが、企業の看板は『ウォーリー』などにも登場しています。

スタッフ

最初の2作は企画の発案者であるジョン・ラセター自ら監督を務めています。

2と3の間には11年のブランクがあり、その間に亡くなったスタッフもいます。スリンキー役のジム・ヴァーニーやストーリー担当のジョー・ランフト(双眼鏡のレニーやペンギンのウィージーの声も担当)は2までの参加となってしまいました。

配給会社が2007年にロゴを一新したため、1と2のみ旧ロゴが使用されていました(現在のBlu-rayなどでは新ロゴに差し替えられています)。また、VHSとレーザーディスクで発売されたのは1と2のみです。ほか、この2作には11月に公開されたという共通点があります。

1,3の共通点

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3の公開当時、3は完結編と位置づけられていたため、1を意識した演出が見られます。

キャラクター

1作目でウッディ達の敵として立ちはだかったシドが同じドクロのシャツを着たゴミ収集人としてカメオ出演しています。声も15年ぶりにエリック・フォン・デットンが登板しています。

ちなみに別個体ではありますが、1でアンディが持っていたルーレットのおもちゃシーン・セイは、3のサニーサイド保育園のケン達が賭博で使用するルーレットとして登場しています。

また、1と3には赤ちゃんのおもちゃが登場しますが、いずれも片目が壊れています。

オープニングが遊びの西部劇

1ではウッディと恐竜(レックス)VSアイパッチ・バート(ミスター・ポテトヘッド)とバリアの犬(スリンキー)の遊びから映画が始まります。

3では更にスケールアップし、新たに加わった仲間も両陣営に追加されています。2でもアンディの遊びのシーンはありますが、3ではオープニングに持ってきたところに1との親和性を感じさせます。

ウッディが燃やされそうになる

常にピンチを迎えてばかりのウッディですが、1と3では燃やされそうになるという共通点があります。1ではシドのマッチ、3ではゴミ処理場です。破壊されそうになるという解釈であれば、バズも同じシーンで被害を受けています。

誕生日のシーンがある

子供がおもちゃを貰う一大イベントといえば誕生日。1ではアンディの誕生日が物語のメインとなり、3ではホームビデオで妹モリーの誕生日シーンが描かれます。

1,4の共通点

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4もまたウッディの物語の完結編として作られたため、1と共通の要素があります(3よりも多い印象?)。ボーがバズに「私の引越しのパートナー!」と言うのは1を踏まえた台詞ですね。

キャラクター

1でシドに爆破されてしまったコンバット・カール。カールは3の後に放送されたテレビスペシャル『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』にて新デザインで登場。声はカール・ウェザースが担当しました。4でもカール・ウェザースによるコンバット・カールが再登場しました。

名前のある動物が敵

1ではシドの犬スカッドに苦戦したウッディとバズ。4ではセカンド・チャンス・アンティークの猫ドラゴンが立ちはだかります。

名前のない鳩も含めれば、トルティーヤ版ポテトヘッドが襲われる3も共通の要素となります。

自動車型のおもちゃに乗る

1ではウッディとバズがRCに乗るクライマックスシーンがありました。4ではボー・ピープの羊が運転するスカンク型のラジコンカーが登場します。よく本物の自動車を移動手段に使うかれらですが、おもちゃサイズの車に乗るのはこの2作品です。

クリスマス

シリーズ通して夏休みや新学期の物語が多いのですが、1のオチではクリスマスのシーンがあります。本編で散々犬に追い回されて苦労したウッディとバズ。そんな時アンディがクリスマスプレゼントに貰ったのはなんと犬だったのでした。

4では回想シーンに登場。リジャーンがデューク・カブーンをもらって失望したのはクリスマスの出来事でした。

バズのヘルメットで挟む

1でウッディに顔面を殴られそうになったバズがヘルメットを閉じ、相手の手を挟むという見事なカウンターを決めています。4ではダッキーからのキックに対し同様にヘルメットを閉じて応戦しています。

バズが景品になる

1でピザ・プラネットのクレーンゲームのプライズになってしまったバズ(とウッディ)。4でもバズが屋台の景品となってしまいます。

ダイナコ石油が登場

1でウッディとバズが争っていたガソリンスタンドのダイナコ石油。4ではボニーが旅行中に立ち寄るガソリンスタンドとして登場します。ダイナコ石油は『カーズ』や上海ディズニーランドにも登場します。

ユカイが新録

ダイアモンド☆ユカイが1以来、23年ぶりにシリーズに復帰し、『君はともだち』『君のため』を担当しました。


2,3の共通点

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キャラクター

3のリストラホームビデオ組の中で、唯一2が初登場だったのはウィージーでした。同一個体かは定かでありませんが、2に登場したザーグは3のエンド・クレジットに一瞬登場しています。

余談ですが、ウィージーとザーグはゲーム版『トイ・ストーリー3』にはしっかり登場しています。

ジェシーが動物を呼ぶ

ジェシーヨーデルで動物の助けを呼ぶシーンがあります。2では劇中劇『ウッディのラウンドアップ』で炭鉱に閉じ込められたジェシーが動物たちに助けを頼むために動物を呼びます。

3ではアンディの遊びの中でレックスをヨーデルで呼びます。1ではウッディに普通に呼び出されていました。

バズが点呼

2ではアンディの家でバズがメンバーの点呼を取ります。3ではリセットボタンによって悪の手先となってしまったバズが捕らえたメンバーの点呼を取ります。

ドクター・ポークチョップ

ハム演じる悪党ドクター・ポークチョップは2で初登場しました。3ではアイパッチ・バート夫妻と協力してウッディを襲撃します。

悪役のおもちゃが貰われていく

2では博物館に行くことを望んだプロスペクターでしたが、空港で芸術家タイプの女の子エイミーに貰われていってしまいます。3では保育園を牛耳っていたロッツォがゴミ処理場の職員に気に入られて持って行かれます。

地上波初がテレ朝

2は2010年、3は2012年に日曜洋画劇場で地上波初放送されました。ちなみに1はテレビ東京のゴールデンタイムに初放送されました。4の地上波初放送にも注目が…集まりますでしょうか。

2,4の共通点

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ウッディが仲間と離れる決断をする

2ではジェシーやブルズアイらと日本に行く決断をし、助けに来たバズ達に別れを告げます。しかし、この後自分の番組から流れる『君はともだち』を聴き、自分はアンディのおもちゃだと悟り、ジェシーらとともにバズと帰ることを決断します。

4では再びウッディがボー・ピープと共に仲間から離れる決断をします。今回はバズの後押しもあり、本当に仲間と別れることになります。

おもちゃを売る店が登場

2では悪役のアルが経営するアルのトイ・バーンというおもちゃ屋が登場します。4では、セカンド・チャンス・アンティークというアンティークショップが登場し、それぞれおもちゃを販売するという共通点があります。2では新品のおもちゃ達が並んでいますが、4のアンティークショップには中古品も含まれており、様々な過去を抱えたおもちゃもいます。その点では3のサニーサイド保育園のおもちゃに通ずるところもあるかもしれません。

本物の車を運転

2ではバズとおもちゃ達が空港へ向かったアルを追いかけるため、本物の自動車(ピザ・プラネットのバン)を運転してしまうトンデモ展開がありました。4ではカーナビに扮してボニーのパパに運転させようとするも、最終的に痺れを切らしてアクセルとブレーキを操縦してしまうことに。

3,4の共通点

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キャラクター

ウッディの2代目持ち主であるボニーと彼女のおもちゃ達がシリーズ初登場しました。彼らは4でも続投しています。

前作でウッディと別れたアンディの一家も回想シーンのおかげでなんとかシリーズ皆勤を果たしています。10代になったアンディは3と4のみの登場です。

BNL社の電池

3でバズがリセットされる場面で、バズの電池が映ります。この電池のロゴはBNLという企業が開発したものです。4では前述のボーの羊が運転していたスカンクのラジコンカーの電池がBNL社のものとなっています。

BNL社は『ウォーリー』に登場した巨大な企業で、『カールじいさんの空飛ぶ家』や『カーズ』にもカメオ出演しています。

配給会社

1と2の共通点が配給会社の旧ロゴであったように、3と4は2007年以降の作品なので新ロゴが共通して使われています。

興行成績10億ドル以上

2020年1月現在、アニメーション映画の興行成績ランキングにおいて、4は第6位(10.73億ドル)、3は第7位(10.67億ドル)を記録しています。1と2の公開当時は今より市場規模も小さく、それぞれ370万ドル、490万ドルという結果でした。

1,2,3の共通点

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キャラクター

1、2の共通点同様、リストラされたおもちゃ達の中でも冒頭のホームビデオによる回想シーンがあるので、辛うじて3までは解禁をキープしているメンバーもいます。ミスター・シャークやロッキー、レニーなどです。グリーン・アーミー・メンのみは本編が始まってから離脱していくので、台詞もきちんとあります、

アンディのママが起点

1はアンディのママがバズを買ってきたところから始まり、ウッディとバズが衝突しながら理解し合っていくバディ・ムービーとなっています。

2はアンディのママが開いたヤード・セールがきっかけで、ウッディがコレクターにさらわれてしまい、仲間達が救出へ向かいます。

3はアンディのママがバズ達をゴミと間違えたことで物語が始まります。作品の主軸は保育園からの脱走が描かれます。

4はフォーキーの誕生と旅行が起点となっています。ただし、ボーとの再会の起点を「アンディのママがボーを友達に譲ったから」と仮定した場合は…?

『君はともだち』がエンディング

1ではエンド・クレジットのデュエット・バージョン、2ではクレジット前のウィージー・バージョン、3ではクレジット中のスペイン語バージョン(歌はジプシー・キングス)がそれぞれ使用されています。バージョンは違えど、この曲で毎回〆られていた本シリーズ。4は初めてエンディング周辺で『君はともだち』が歌われなかった作品となります。4のエンディングで使われなかった意味を考えてみるのもまた面白いかもしれませんね。

自分をスペース・レンジャーだと思い込むバズが登場

1では自分をスペース・レンジャーだと思いこむバズがおもちゃだと自覚するようになります。2では、新品のバズが登場するのでまたスペース・レンジャーだと思いこんでいるバズが登場したことになります。3ではリセットモードによって再び自分がスペース・レンジャーだと思いこむようになってしまいました。4ではその描写が確認されていません。

スタッフ

1と2では編集として参加していたリー・アンクリッチは3では監督としてシリーズを見事にまとめあげました。彼は2019年1月に家族との時間を大切にするため長年勤務したピクサーを退社しており、4には参加していません。

また、ミスター・ポテトヘッド役を長年担当していた俳優のドン・リックルズが3公開後に亡くなってしまったため、4ではライブラリ出演となっています。台詞の新録に参加したのは1~3までとなります。日本語版では永井一郎さん(スリンキー)と大塚周夫さん(ハム)が3までの参加となりました。

1と2でロッキー、3でチャンク役を担当したジャック・エンジェルは4には参加しませんでした。日本語版の1と2でミスタースペル、3でチャンク役を担当した石井隆夫さんも4には出演していません。

ゲーム化

1990年代~2010年頃まではディズニー映画の公開に合わせてTVゲーム化するのが通例でした。ピクサーも例外ではなく、日本でも1のスーパーファミコン用ソフトが発売されました。2は海外のみで発売され、3はDS版のみ日本で公開されました。4の頃にはゲーム化という流れは止まっています。

1,2,4の共通点

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キャラクター

4で本格カムバックを果たしたボー・ピープですが、彼女は3のホームビデオのシーンにはバッチリ写っています。彼女の羊たちは映り込めなかったので、2以来のカムバックとなります。ボーの声の主アニー・ポッツの出演という意味では1、2、4の共通要素と言えるでしょう。

オリジナルの劇中歌がある

トイ・ストーリー』シリーズでは、オープニングとエンディング以外にも劇中歌が流れます。1では『すべてがストレンジ』『幻の旅』、2では『ウッディのラウンドアップ』『ホエン・シー・ラヴド・ミー』、4では『君のため』で、3では流れません。ウッディ達も必死でそれどころじゃありませんでしたからね。

テレビCM

1と4ではおもちゃ、2ではおもちゃ屋のテレビCMのシーンがあります。

1990年代はテレビCMが子供にとっての大事な情報源であったというそんな時代を反映しているように思われます。リジャーンがいつの時代の子供かはわかりませんが。

3ではPR用にロッツォの実写CMが制作されており、特典映像として見ることができます。

お前はおもちゃだ!

シリーズ恒例の「君はおもちゃだ」(You are a toy.)という台詞が3にのみ登場しません。おもちゃの大脱走というテーマがメインであるがゆえ、おもちゃと人間の在り方について悩むんだりそれを諭す場面が無いからかもしれません。

1ではウッディがバズにダイナコ石油で言い放ち、2ではコレクターズ・アイテムとして生きようとするウッディにバズが言い返します。4では自分がゴミだと思うフォーキーにウッディが説得する形で使うフレーズです。

主要キャラの腕が取れる

最初に言っておきます。ポテトヘッドのことではありません!

1ではシドの家の階段から飛んだバズの腕が取れ、2では劣化によってウッディの腕が取れます。4ではテープで止めていたボー・ピープの腕が取れます。彼女いわく、良くあることだそうです。

プレミアがエル・カピタン・シアター

1、2、4ともにプレミアはエル・カピタン・シアターで行われました。3はイタリアのシチリア島で行われるタオルミーナ映画祭が初出となりました。

1,3,4の共通点

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オープニングが「君はともだち」

1、3、4はオープニングテーマとして『君はともだち』が使用されています。2はバズのテレビゲームの世界から始まり、そのまま物語へと入っていきます。2のオープニングで使われなかった意味を(以下略)

ユカイの声が聞こえる

上記と同様、ユカイ版の『君はともだち』が流れます。1と4がそれぞれ新録で、3は流用となっています。

ランディの声が聞こえる(新録)

英語版ではランディ・ニューマンの歌声が1、3、4で聞こえます。こちらはユカイと違い3作品とも新曲をランディ・ニューマン自ら歌っているので、3の『僕らはひとつ』にて新録音源が使われています。

2,3,4の共通点

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キャラクター

2からウッディ達の仲間になったキャラクターは基本的に4まで続投しています。ジェシー、ブルズアイ、ミセス・ポテトヘッドです。

クレジット中にもお楽しみ映像がある

1はスタッフロールが流れるだけでしたが、2~4ではスタッフロール中にもお楽しみ映像が流れます。英語ではミッド・クレジット・シーンと呼ばれるものですが、日本語では何と表現するのでしょうか。

2ではNG集、3と4ではおもちゃ達のその後が描かれています。

過去の主人の回想シーンがある

2ではジェシーが、3ではチャックルズが、4ではデュークがそれぞれかつてのご主人との過去を回想するシーンがあります。

1ではお気に入りの座を奪われるウッディにフォーカスが当たっているのに対し、2以降は子供がおもちゃを手放すという要素が加わり、子供とおもちゃの関係性をより深く描く作品となっていきました。そのため、毎回そういった過去を持つおもちゃが登場することになりました。

おわりに

さて、今回はナンバリング作品の『共通点』に着目するという楽しみ方を提案してみましたがいかがでしたでしょうか。共通点の難しいところは「1と2に当てはまる」を立証するには「3と4には当てはまらない」ということを立証しなくてはならないということ。もしかしたらこの記事内で紹介した要素もまだまだ精査不足で間違えていることもあるかもしれません。正確に調べていくうちに結局「1と2と3と4」すべてに当てはまってしまうった、なんて要素もあるかもしれません。だとしたら、その先にあるものが『トイ・ストーリー』シリーズらしさと言えるのではないでしょうか。(最後はやっぱり適当)