ディズニー データベース 別館

「ディズニー データベース」(https://w.atwiki.jp/wrtb/)の別館です。日本の誰か一人にでも響けばOKな記事を書いていきます。

スモールワールド現象:DDBで六次の隔たりを検証

2024年になりました。
とか言ってたらもう一ヶ月過ぎてました。
本年もどうぞよろしくお願いします。

『ディズニー データベース』では、いつもどおりマイペースで更新をしてまいります。ディズニーを楽しむ日常のお供に何かのヒントになればと思います。

さて、今回はDDB六次の隔たりゲームのご案内です。

ぜひ1億3,000万人の誰か一人にでも響くことを祈って…!

目次

六次の隔たり

六次の隔たり(スモール・ワールド現象)という言葉をご存知でしょうか。


これは「すべての人や物事は6ステップ以内で繋がっている」という仮説です。たとえば、Aさんが全く面識のないCさんに連絡を取りたいとしましょう。AさんはCさんの連絡先を知らないので連絡は取れませんが、AさんとCさんに共通の知人Bさんがいればどうでしょう。Aさん→Bさん→Cさんが繋がることで連絡を取ることができます。この「→」の数が2つなので2ステップでAさんからCさんに繋がることができました。これと同じことを繰り返せば、6ステップ以内で一人目から地球上のすべての人と繋がることができる、というのが六次の隔たりの理論です。この理論はSNSの人間同士の繋がりを考える上でも使われているのだとか。


映画業界においては、ケヴィン・ベーコンが共演したことのある俳優を辿っていくと6ステップ以内にあらゆる役者と繋がることができる「ケヴィン・ベーコン指数」という概念も存在します。面白いですね。


現代人に身近なところだと、Wikipediaでスタート地点とゴール地点の記事をランダムに選び、その一見関係がなさそうな二つの記事を記事リンクで渡っていき6ステップ以内に辿り着けるかというゲームも行えます。


で、今回は『ディズニー データベース』内でこの六次の隔たりをやってみようというガイドラインになります。

遊び方

ルールは簡単です。前置きでもお伝えしたとおり、スタート地点とゴール地点の記事を無作為に選んでいただき、スタート地点からゴール地点まで記事内のリンクを辿って最短何ステップで行けるかを競う(誰と?)というゲームになります。


注意点は二つです。
・記事外のリンク(たとえば、すべてのページに共通して表示されている「長編映画」「短編映画」「キャラクター」などのリンク)は使わない
・記事内にあるタグ(記事にはそれぞれカテゴリを表すタグ「長編映画」「アトラクション」「役者」「吹替」などがあります)は使わない


あくまで記事内にあるリンクだけを辿ってゴールを目指す、というのがルールとなります。


「スタート地点とゴール地点をどうやってランダムで決めればいいの?」とお思いの方がいるかもしれません。昔はランダムページ表示の機能がアットウィキにあったのですが今はないのでちょっと不便ですね。私がDDB管理に使っているツールではこの機能を有していますので、別館(旧Twitter)のほうで不定期にスタートとゴールをお知らせするかも…?リプライで自分のおすすめの最短ルートを自慢するのもよいかもしれませんね。

デモンストレーション

実際にこのゲームのデモをしてみましょう。


スタート地点とゴール地点をランダムで決定しました。今回は、クランク→オーサム・プラネットへの移動に挑戦します。


クランクは『ティンカー・ベル』シリーズ第1作~第5作に登場する、ティンカー・ベルの先輩妖精です。第6作には登場していないので注意が必要です。



「誰?」とか言わないであげて。


オーサム・プラネットはエプコットにあるアトラクションで、ディズニーネイチャー作品の映像が再利用されています。ナレーションは俳優のタイ・バーレルです。タイ・バーレルの出演作品には『ファインディング・ドリー』があり、吹替は多田野曜平さんが担当しています。多田野さんは『ティンカー・ベル』シリーズ第5作に出演しているのでここでリンクできそうですね。


クランク→ティンカー・ベルとネバーランドの海賊船→多田野曜平→ファインディング・ドリー→タイ・バーレル→オーサム・プラネット


5ステップでクリアできそうですね。…そうは問屋が卸さないのがDDBでして、『ファインディング・ドリー』の記事が未実装のためこのルートは使えません…。



後ろに*(アスタリスク)の付いているリンクは未作成記事です……


さて、オーサム・プラネットはディズニーネイチャーというドキュメンタリーシリーズのアトラクションという位置付けです。『ディズニー データベース』のディズニーネイチャーのページには、作品とナレーターの一覧表が掲載されています。ディズニーネイチャーと『ティンカー・ベル』シリーズに共通の出演者がいれば今度こそルートが開通できそうですが……



共通の出演者、あなたには分かりますか?


いました。クランクの友達であるイリデッサを演じる園崎未恵さんがディズニーネイチャーの『サンゴ礁のイルカたち』のナレーションを担当されています。


クランク→イリデッサ→園崎未恵サンゴ礁のイルカたち→ディズニーネイチャー→オーサム・プラネット


今度こそ5ステップでゴールできました。

使用不可ルートのご案内

『ディズニー データベース』の特性上、使用できないルートをご紹介します。

①西暦移動ができない

西暦の記事が無いため、西暦を利用した移動はできません。


宝島→1950年→シンデレラ (1950)


といった移動はできません。代わりに両作品に出演している吉水慶さんを経由してください。

②国移動ができない

国の記事が無いため、国を利用した移動はできません。


レミーのおいしいレストラン→フランス→美女と野獣


といった移動はできません。お手数ですが以下の迂回ルートをご利用ください。


レミーのおいしいレストラン→亀山助清キングダム ハーツII美女と野獣

このゲームを始めたきっかけ

ゲームのご紹介はここまで。ここからはちょっとした編集日記となります。


「この六次の隔たりゲーム、Wikipediaは記事が充実してるからいいだろうけど『ディズニー データベース』で本当に成り立つの?」と不安になった方がいらっしゃるのではないでしょうか?そう、それこそがこのゲームをやる所以なのです。


たとえば、ミッキーマウスからミニーマウスの記事に飛ぼうと思ったのにミッキーマウスの記事内にミニーマウスへのリンクがなかったらどうなるでしょう。つまりミッキーマウスの記事に彼と関係の深いミニーマウスへの言及がないということになり、使いにくいページということになってしまいます。


このような、どの記事からどの記事に飛べるのかをユーザ視点で検証し、あまりに「こことここがリンクしてないのは不便だな…」と思うところがあれば直していく、そうした修正の気付きのために私はこの作業をしていました。ある意味ではデバッグの一種と言えるかもしれません。「こことここが繋がってたら便利です!記述増やしてみてはどうでしょう?」といったコメントは別館(旧Twitter)のほうでいただければと思います。

今後の展望

さて、『ディズニー データベース』の大きな弱点として、スタッフの情報が充実していないということが挙げられます。スタッフのリンクで移動することはほぼできないと考えてください。


スタッフの記事が後回しになっている理由は以前の記事にてお伝えしています。(前述の弱点である西暦の記事化についても言及しています)


スタッフ側と作品側の持っている情報を同期させるためにツールを改修すること、またそのツールに対応するために既存の映画記事約1,000本に対して自動反映欄を追加する改修が必要になってしまうからです。新たな機構を導入する際にはある程度の形にしてからにしたいという思いがあります。


データの打ち込みというのもなかなか時間がかかりまして、それに注力すると文章の執筆ができなくなるのがネックです。まずはミッキー&フレンズの短編映画のスタッフから段階的に移行していきたいですね。

おわりに

様々な情報をリンクさせて楽しむことを目的としている『ディズニー データベース』らしいこの遊び、ぜひ楽しんでいただければと思います。

いくつかランダムでお題を出してみたので、チャレンジしてみてくださいね。

1. ホール・ニュー・ワールド→オリバー・ベナード (目標:2ステップ)
ホール・ニュー・ワールド - ディズニー データベース - atwiki(アットウィキ)

2. グレーテル→ヴァル・リトル(目標:7ステップ)
グレーテル - ディズニー データベース - atwiki(アットウィキ)

3. 森星→チェダーヘッド・チャーリー(目標:4ステップ)
森星 - ディズニー データベース - atwiki(アットウィキ)

4. 竹田雅則長尾明希(目標:3ステップ)
竹田雅則 - ディズニー データベース - atwiki(アットウィキ)

5. タワー・オブ・テラーメモラビリア→クマさんの大掃除(目標:5ステップ)
タワー・オブ・テラー・メモラビリア - ディズニー データベース - atwiki(アットウィキ)